音楽教育活動について

セブンスピリットの音楽教室のテーマは「とにかく音楽を楽しむこと」
音楽活動を通して出会えた仲間ともに一緒に成長していける環境を作っています。また練習を積み重ねていくことでより音楽への理解が深まり、練習をして技術を磨けばもっと音楽が楽しく感じられるということを子どもたちに伝えています。
子どもたちに音楽活動を通して、今日も楽しいな、明日も頑張ろう、というモチベーション、明日への生きる力を育んでいます。日々の練習や演奏会などで小さな成功体験を積み重ねて、音楽という生きがいを見つけて、自分から積極的に様々なことに挑戦していける環境を作っています。
音楽は人の心で奏でられるものです。音楽活動を通して子ども達の心が成長すれば、それは音楽や演奏に大きく反映されます。心地よい音楽を奏でることができるということは、子ども達が心身ともに成長していっていることだと思います。
(永田正彰)「音楽指導者 紹介ページ」へ
子ども達との約束
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活動当初、音楽教室に通う子ども達は様々な理由であまり学校に通えていない状況でした。
⇒そこで「セブンスピリットに通いたいのであれば毎日学校に通うこと」という約束を子どもたちと交わしました。今では毎日全員が学校に通う習慣ができています。音楽が子ども達の毎日のモチベーションになっているのです。 -
・初めはリコーダー、鍵盤ハーモニカを用いて音楽に慣れ親しみ。これらの楽器で楽譜の読み方など音楽の基礎をしっかりと学びます。
3つの練習ステップ
⓵自分の声を使い楽譜の音符をド・レ・ミで歌う
⓶楽譜の音符をド・レ・ミで歌いながら指使いを練習する
⓷実際に楽器で音を出してを演奏する。
- この3つの練習ステップで様々な曲をマスターしていきます。
オーディションに挑戦!
セブンスピリットに入って半年経つとヴァイオリン、トランペットなどの楽器を演奏できるオーケストラ・クラスに入る為のオーディションがあります。それまでに練習してきたリコーダー、鍵盤ハーモニカで課題曲(有名なクラシック曲から抜粋)を演奏してもらいます。
このオーディションには何度でもチャレンジできます。オーケストラは小さな社会と言われるように様々な楽器がそれぞれの役割をもって存在しています。
子ども達はオーケストラの中で自分の役割を見つけて、時には失敗をして将来社会に出るときに必要なことを学んでいきます。
音楽教室の子ども達と一緒に演奏ができる音楽企画

音楽教室に通う子ども達と音楽を通した国際交流、オーケストラで一緒に演奏する中でお互いが成長していける
海外音楽スタディーツアーです。
キッズ・オーケストラに楽器を寄付する
子ども達が演奏する楽器のほとんどが寄付で集まった楽器です。
これからオーケストラを作っていきたいと考えています。まだ楽器が足りていない状況です。使っていない楽器がありましたらぜひご協力お願いします。
フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、サクソフォン、トランペット、ホルン、トロンボーン、ユーフォニアム、テューバ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、打楽器の寄付を募っています。詳しくはこちら
出張音楽教室

2018年4月からセブ市、南部のゴミ集積場のあるイナヤワン地区で、同年10月からはパシル地区で週末に20名程度の子どもたちを対象に講師や音楽教室に通う年長の子ども達が地域に出向き、リコーダー、鍵盤ハーモニカを用いた音楽クラスを実施しています。将来的にはこの地域にもオーケストラ、ブラスバンド、マーチング・バンドを設立したいと考えています。
ゴミ集積所の側で暮らす人々の生活について
エデュケーショナル・オーケストラ
まだ計画中ですが、セブの音楽家を集めてオーケストラ、または吹奏楽団を作り、私立の学校にて芸術観賞教室を実施しようという企画です。また学校から演奏会のチケット代を頂き、そこから演奏家に出演料がしっかりと支払えるシステムを作り上げたいと考えています。そうすることで将来的には、このオーケストラに音楽教室で音楽を学び、大人になった子ども達が所属してティーチング・アーティスト(音楽の伝道者)として次の世代に音楽の楽しさを伝えていける環境を作り上げたいと考えています。