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ここで働きたいという現地人の願い

ブログ

Posted on 2018.09.06

こんにちは、永田正彰です。(@ trombonemusic11)

9月1日からオーケストラ・プロジェクトが始まっています。
今回からフィリピン人スタッフが中心となり進めています。今回、指揮者を務めているスタッフのレイドンを紹介していきたいと思います。

レイドン




3人の子持ちのお父さん

レイドンは14歳、4歳、1歳の子どもがいます。上の2人はセブンスピリットの音楽教室に通っています。
真ん中の子が特に元気がよく家に帰っても全然休めないんだとレイドンは愚痴をこぼしています。
フィリピンは一家族に子どもが6人~多いところで12人居るといわれていて、3人でも大変と言っているのに、もっと子どもの多い家庭はホントに賑やかなのでしょうね。レイドンはいつも仕事終わりに自分の子ども達をバイクの後ろに乗せて帰宅していきます。




セブンスピリットで働いているキッカケ

「ここで働かせてください」某ジブリの映画で聞いた事があるセリフですが、レイドンがずっと言い続けてくれていたことです。初めは時間のある時にボランティアでサックス、トランペットの指導に当たってくれました。その後2016年には翌年の日本公演に向けてレベルアップを図ろうと各楽器のパートレッスンを導入しました。その時はパートタイムのスタッフとして指導に当たってくれていました。
レイドンの前職は私立高校の音楽の先生でした。その学校はセブでも良い学校でそこで先生をしていると自分の子どもは無料で通えるという制度もあると話していました。

しかし「ここで働かせてください」と言うのです。
私達はすぐにいい返事はできませんでした。その時はスタッフを雇う予算が無かったからです。もう少し待って欲しいと伝えました。
レイドン3




現地人に愛されるということ

レイドンは安定している仕事に就けているにも拘らず、セブンスピリットで働きたいといってくれていること、それはセブンスピリットの音楽活動が現地の人に愛されているのだなと感じられる出来事でした。
レイドンは2017年の4月から正式に正規スタッフとして一緒に働いています。
NGOなどの国際協力活動は現地の人々に愛されて、最終的に現地人中心で運営が可能な組織を作れるのが良いゴールだと私は考えているのでレイドンにはこれからも頑張って欲しいと思っています。

また日本人のインターン生にもレイドンは人気で仕草や言動が癒されると言っています。いつかレイドンのLINEスタンプを作りたいと思っています。
レイドン2




実は健康マニア?

レイドンとの会話でよく飲んでいる飲み物は何?と聞かれた事があります。
お茶かな?と答えると、私も飲んでみるよと緑茶を飲んでいるみたいです。レイドンがFaceBookに投稿するのは健康に関するものが多く、色々と身体には気を使っているそうです。ぜひお子さんのためにも健康でいてください!




音楽経歴

レイドンが音楽を始めたキッカケはお父さんが警察の音楽隊でトランペット奏者をしていてその影響だと話してくれました。フィリピン・ユース・オーケストラなどでも演奏経験があるそうです。
またトランペットだけでなくサクソフォンやフルートも演奏できます。

レイドン1

さてレイドンは9月1日から始まっているオーケストラ・プロジェクトでは今回から指揮者を務めています。始まる前から緊張する、緊張すると言っていましたが、レイドンなら最後まできっちりやり遂げてくれると思っています。がんばレイドン!

そんなレイドンと一緒に音楽ができる海外音楽スタディーツアーはこちら↓↓↓
オーケストラ・プロジェクト

NPO法人セブンスピリットは、フィリピンを拠点に音楽・スポーツ教育活動を通して子ども達のライフスキル(=生きる力)の育成に取り組んでいます。
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