音楽が作り出す居場所~セブ島 ごみ集積所での音楽教室
こんにちは、セブンスピリットの永田です。(@ trombonemusic11)
4月からスタートしたセブ島イナヤワン地区のごみ集積場の側の集落での音楽クラス。ひと月が経った今、子ども達の様子を追ってみました。
毎日練習したい!
現在は木曜、金曜、土曜の週3回練習をしているのですが、子ども達は土曜日から木曜日の間が長すぎる毎日練習がしたいと言っています。現状では予算的にも人員的にも週3回が限界です。しかし鍵盤ハーモニカを音楽教室に参加している子どもの家に置かせてもらっているので私達が行けない日でも子ども達は自主練習を続けてくれています。
もっと学びたい!
一見、貧困層の子ども達は意欲がなく、怠惰なのではないかというイメージを湧く方も居られるかも知れませんが、そんな面は一つもなく新しいことを学びたい意欲があふれています。もっと学びたいというエネルギーが子ども達から感じます。それは教えているスタッフも触発されるような勢いがあります。一度ご覧になられるとビックリされるかと思います。セブンスピリットで学んできた18歳のMaxくんも指導に一緒に来てくれています。
音楽という居場所
ごみ集積場のあるイナヤワンでもそうですし、フィリピンのどんなコミュニティを訪問してもそこには人々の生活があり、人々の繋がりがあります。そこに音楽というものがどのように作用していくのか。
子ども達は5月に入ってから鍵盤ハーモニカを1人1台ずつ持って練習を進めています。「ゆかいな牧場」、「エーデルワイス」などを練習中です。年長の子が年下の子に教えてあげたり音楽を通して子ども達の間にも深い関係性ができてきているのを感じました。
これからの目標
先週の練習の終わりに5月の最終週にショッピングモールでコンサートを開催するよと子ども達に伝えました。「緊張するよー!」、「とても楽しみ!」いろんな声が聞こえました。みんな目標ができたので練習もより集中していくことでしょう。
2週間後の初舞台に向けて練習を進めていきます。
みなさんにお願いしたい事
毎月、最終日曜日のスタディーツアーを開催しており、このイナヤワンのごみ集積場を訪問するプログラムを実施しております。関心を持っていただいた方にはぜひ一度足を運んでいただき現状をご覧いただきたいと思います。きっとたくさんの学びを得られる場所だと思います。
ご参加、心よりお待ちしております。
ありがとうございます。
永田正彰